このページ上で2つのロジックとも公開しますが、そもそも、
なぜこのロジックで勝てているのか?
なぜ長期的に機能すると言えるのか?
この理由を知らないと安心して実践出来ないと思いますので、
ただロジックを公開するだけでなく、裏付けとなる理論的な話しも挟んでいきます。
初心者の方がわからないのは当然なので、簡単に読み流すだけでも良いですが、
(マーケティングFXで提供する商品はこれらの理論を知らずとも
手順に沿っていくだけで、理に叶ったトレードが出来るように仕上がっているからです。
その手順もこのページ上で公開しています)
FXで勝ち続けるにはいずれしっかり理解したほうが良いので、
退屈で良くわからない話しが出てくるかもしれませんが、
しばし我慢して読み進めて頂ければと思います。
ライントレードとは、チャート上に水平線を引いてトレードする事を言います。
すごく簡潔に書けば
直近の高値、安値
価格が大きく動いたローソク足のヒゲや実体
何度も反発している価格帯
にラインを引いて、そのラインを基点に抜けたり
押し戻されたりしたところでエントリーするという手法です。
水平線を基点にしたライントレードはとても強力な手法かつ、
世間一般にも広がっているメジャーな方法なのですが、
いくつかデメリットがあって
ラインを引く明確なルールがあっても、
人によって全然違う所にラインを引いてしまう事がある。
つまり、個人差があります。
練習と経験が必要なうえに、とにかく地道な作業になる。
例えば1つのチャートにだけにラインを引くならまだ簡単です。
しかし、ライントレードの醍醐味は、
複数の時間足で分析して、真に機能するライン(価格帯)をあぶり出すことです。
これを「マルチタイムフレーム分析」と言います。
マルチタイムフレーム分析は、異なる時間足ごとにラインを引いていって、
相場のポイントになっている価格帯を見つけ出す手法ですが、
いくつものチャートに何度もラインを引くのでとくにかく大変です。
そして、ある程度熟練しないと、
ラインを引いたとしても、何がなんだかわからないという悲しい欠点があります。
例えば、月足からラインを引いていって1時間足までラインを引いた時
このチャートを見て何かわかるでしょうか?
初心者の方で、このチャートを見て
今、このチャートを見てエントリーすべきか、しないべきか
エントリーするならどのタイミングか、エントリーしないならその理由は何か。
どのラインが重要になるか、
利益確定ポイント、損切りポイント
これらがわかる方はまずいらっしゃらないと思いますし、
「こんな事やりたくない!」と思うのではないでしょうか。
マルチタイムフレームで分析したライントレードは非常に優れているものの、
分析してエントリーするまでがやたらと面倒なのです。ということで…
このシステムが出来た時は本当に嬉しかったです。
マーケティングFXはこのシステムが実現したからこそ世に出せた。
そう言っても過言ではありません。私が一番気に入っているシステムです。
今まで手作業で時間をかけないと出来なかったライン引きが 一瞬で出来る。
この爽快感と開放感は、ライントレーダーなら誰でもわかって頂けるのではないでしょうか。
わかりやすいように4時間足にこのシステムを入れてみました。
(どの時間足でも利用可能です。短い時間足だとラインが増えて
ごちゃごちゃして説明に向かない為、4時間足を例にします)
「え…? これのどこがすごいの…?」
「何か意味あるの?」そんな声が聞こえてきそうですが、
このラインだけで十分な情報がわかるのです。
一体何がわかるのか、このチャートに解説を入れたいのですが
その前に、画面右端に記載されている謎の記号について説明させて下さい。
この記号、ピンクのライン「MN、W、D」は、
月足、週足、日足の時間軸で意識されているラインだということを教えてくれています。
(MN=月足 W=週足 D=日足)
初心者の方は「だから何????????」
状態だと思いますが、深い意味は考えず、
「この記号のついたラインの付近はとても重要になる」
という事だけ覚えて頂ければ大丈夫です。
ライントレードの経験がある方は、この機能が滅茶苦茶嬉しいと思います。
私もこの機能が実現出来てすごくすごく嬉しかったですから。
複数時間足で意識されているラインがひと目でわかるうえに一瞬ですからね。
たまりません。
さて、改めてチャートに解説を加えていきます。
ごちゃごちゃしていますが、1から順番に読んで頂くと
「なぜラインを引くのが重要なのか、ラインがどのように機能しているのか?」
初心者の方でもわかりやすいかと思います。
チャート上にたった5本のラインがあるだけですが、
これだけの情報がわかります。スペースの関係でラインに絡む部分だけ書きましたが、
もっと書き足したいぐらいです。
ランダムに動いてるように見えるチャートも、
こうしてラインを引くとその実体が見えてこないでしょうか。
「グングン上昇していたのに、自分がエントリーした途端に下がりだした!
絶対おかしいよ!証券会社の不正だ!操作されてるんだ!」
そんな思いをした方も多いと思いますが、ライントレードをマスターしていれば
なぜ急に上昇が止まったのか、価格が反転しだしたのか理由が簡単にわかります。
FX相場があなたを狙い打ちにして意地悪している訳ではないのです。
とは言え、「ライントレードなんてわからないよ…」と不安になるかもしれませんが、
このようなことがわからなくても、
順番どおりにやっていくと理に叶ったトレードが出来るようになっているのが
マーケティングFXですから心配は無用です。
もうひとつ、今度は15分足にシステムを入れた例を見てみましょう。
1時間足と4時間で意識されているラインでキレイに反発して
レンジ相場を作っています。
強力なラインに挟まれていると
中々どちらにも抜けられずレンジ相場になるケースが多いです。
レンジ相場長いと抜けた時には一気に突き抜けていきます。
通常、このようなライン分析をするには
ラインを引けるようにだけの経験と勉強
ラインを引く手間
が必要ですが、システムを入れれば一瞬で有効に機能するラインが引けてしまうのです。
とはいえ良いことばかりではなく、システム化するからには、
ラインを引くルールを決めないといけません。
コンピューターに読み込ませるルールですから、曖昧な定義は出来ません。
私の経験を定義付けるとしても、
暗黙知(言葉に出来ない、説明出来ない感覚的、経験則的なもの)も入ってくるので、
無理やりにでもルール化すると、多少の精度は落ちてしまいます。
が、その代わりに時間と経験が必要だったライン引きが一瞬で出来るうえに、
20通貨を対象にしても楽々トレード出来るようになりました。
自動マルチタイムフレームラインのデメリット
→ 熟練者が時間をかけて引くラインより精度が落ちる
自動マルチタイムフレームラインのメリット
→ 一瞬でラインが引けるので多通貨を対象にしてもトレードが楽。
→ システムを使うことによりラインを引く個人差が無くなる
→ 重要なラインが一目でわかる
→ 仕様を公開しているので設定を自分好みにカスタマイズ出来る
ちなみに、このシステムはルールを定義する関係上、
MT4のZigzagをベースにして、マルチタイムでラインを引くようにしています。
このシステムの仕様はこちらのPDFをご確認下さい。
各時間足ごとに、どのぐらいの期間までさかのぼってラインを引くか、
Zigzagの値をいくつかにするかなど、細かく設定出来るので、
自分好みのラインが引けるようになっています。
特に各時間足で重複したラインが一目でわかるようになっている機能がとてもいいです。
中級者以上の方はZigzagの高値安値に引いてもダメだろという意見もあるでしょうが、
一度マルチタイムでラインを引いてみると、かなりいい感じのラインが出てくるので
このインジケーターに疑問がある方は手動でもある程度再現出来ますので、
マーケティングFXの購入前に試してみて下さい。
システムで引いたラインは嫌だという方は、自分でラインを引いても全く問題ありません。
自分で引いたラインを元に、マーケティングFXのシステムを使ってトレードすることも可能です。ご安心下さい。
「どうしても自分でラインを引きたい…!」
という方向けに次のような機能も用意しています。
システムが引いたラインで邪魔なものは消すことが出来ますし、
自分が引きたいところラインを引きたい!と思えば、
自分で引いたラインを下位足にコピー出来ます。
システムにある程度のラインを自動で引かせて、
後から、自分好みにラインを追加、削除するのもいいと思います。
黄色の点線部分にラインを追加してみましょう。
するとこの通り、下位足にも自動的にコピーされるので
マルチタイムフレーム分析にとても便利です。
システム任せにせず、自分なりにやりたいという方のご要望にも応える機能が付いています。
※下位足から上位足へのコピーは出来ないのでご了承下さい。
下位足のラインを上位足にコピーすると、
上位足のチャートがぐちゃぐちゃになって意味がわからなくなります
あと、トレンドラインもコピー出来るようになっています。上位足にトレンドラインを引くと
下位足にもコピーされるようになっていますから、
水平線とトレンドラインと、多角的にライン分析出来るようになっています。
ただし、ラインの引き方については流派というか信念というか、
自分なりのこだわりを持っている方が多いと思いますし、
自分でラインを引かないと実力がつかない、
ラインの意味を考え、自分で納得したラインを引くことが重要
という考えの方も多くいらっしゃると思います。
ちなみに、私も同じような意見を持っていましたが、
そもそも面倒だと続かないという問題もあるのでバランスが重要だと考えています。
どれも正解はなく、「利益を出すことが絶対の正義」ですから
勝てればどんな方法でも良いと思いますが、システム任せにせず自分で引いたラインを元に
マーケティングFXのシステムを使ってトレードする事も出来ますからご安心下さい。
とはいえ、ラインは自分で引く派の方もかなり気に入って頂けると思います。
ラインに意味を見出して引く派でガチガチのライントレーダーだった私も
今はこれ無しでのトレードは考えられません。
マルチタイムでラインを引くのは本当に大変で時間がかかりますからね…。
初心者の方は「PIVOT?全く意味がわからない!聞いたこともない!」
という状態だと思いますが、見た目はただの水平線ラインです。
チャートにPIVOTを表示させた様子です。先程ご覧頂いた水平線と全く変わりませんね。ただの線です。
ただし、このPIVOTラインは厳密な計算式に基いて価格が決められているという特徴があります。
これが何を意味するかといえば、
計算式が決まっているので、
PIVOTを使っているトレーダーなら全員が同じラインを見ている
というすごい指標なのです。「だから何か?」
と言われそうですが、FXでは多数が意識していて、
なおかつ計算式が明確な指標は非常に重要です。
(この後にお伝えしますが、先行指標、遅行指標という概念があるからです)
また、PIVOTラインは機関投資家など大口トレーダーが利用している(らしい)
という話しを良く聞きます。
それが真実か噂か確かめようはありませんが、
FXに置ける真実はただ一つ「チャート」のみです。
チャートは誤魔化しようがないので、
PIVOTを引いてチャートを眺めていればわかりますが、
偶然とは言えないレベルでPIVOT付近で価格が揉み合い、
売り勢、買い勢の戦いが起こっているので、
投資家達がPIVOTを意識している、十分に機能していると判断しています。
PIVOTに限りませんが、使えるか使えないかは全てチャートが教えてくれます。
先程のPIVOTの画像ですが、見事にPIVOTラインの付近で止められたり
揉み合ったりしていますよね。
また、PIVOTと言えば通常はデイリーピボット、ウィークリーピボット、
マンスリーピボットまでしかラインを引けないシステムが大半ですが、
今回作ったものはイヤーピボットにも対応しているので、
更に高精度な分析が可能になります。 ライントレーダーの方にはたまらないでしょう。
PIVOTシステムの仕様はこちらのPDFをご確認下さい。
デイリーピボットからイヤーピボットまで各S1~S3、R1~R3ラインまで表示します。
チャートは人間心理と投資家の思惑や実需が全て反映されていますから、
ラインとPIVOTが重なる場面が多くあります。
青い帯状の部分は、自動でラインを引くシステムと、
PIVOTが重なっている部分です。
※MT4の機能を使ってわかりやすく青い帯を入れています。青帯表示はシステムの機能ではありません。
こうして見るとどこに抵抗があるか一目瞭然ですね。
マルチタイムフレーム分析をしてこの状態まで絞り込むには
練習と経験
多くの作業時間
を必要としますが、システムに任せれば一瞬でわかってしまうのです。
マルチタイムのラインが重なり、そこにPIVOTも重なってくるとは最高です。
※ただし、マルチタイムラインのシステムとPIVOTを重ねると、
ラインがごちゃごちゃになって初心者の方には見にくいかもしれません。
最初のうちはラインだけ、慣れてきたらPIVOTも重ねるという使い方が良いです。
押し目買いとは
押し買いの考え方は色々ありますが、マーケティングFXでは重要なラインを抜けてから下落し、
再度上昇を始めたポイントでエントリーすることを押し目買いとしています。
戻り売り
押し目買いを反対にしたのが戻り売りです。
押し目買い、戻り売りはごくごく一般的なエントリー方法ですから、
この方法を紹介している本もサイトもたくさんあります。
特別な方法ではありません。むしろ特別でないから機能しやすく使いやすいのです。
すでにお伝えした通りFXに個性は不要です。押し目買い、戻り売りは
1 ラインを抜ける
↓
2 抜けたラインでローソク足が抑えられた事を確認する
↓
3 再度トレンド方向に動き出すのを確認してからエントリーする
と念を入れたエントリーになるので、ダマシにひっかかる事が少なく、
必然的に勝率も高くなります。
ダマシを完全に避けることも出来ませんし、避ける方法もないですが、
押し目買い、戻り売りだけを徹底して狙うことにより、
ダマシに引っかかる確率をかなり抑えた方法です。
また、重要ライン上では利益確定の売りが入ったり、
調整の戻しから入りたい新規参入の買いが入ることで、
押し目買い、戻り売りのポイントが作られます。
人間心理を反映したパターンなので機能しやすいというのも特徴です。
相場は人間が作っているのです。
シンプルながらライントレードでは非常に有効なエントリー方法です。
重要なライン上で押し目買い、戻り売りの形になったら
サインが表示されるツールを作りたかったのですが、
定義を決めても綺麗な押し戻りのタイミングを捉えるのはとても難しく、
微妙なタイミングでのサインになってしまうので、
せめて楽にトレード出来るように、押し目買い、戻り売りのチャンスが来たら、
サインが出るツールを作りました。
これなら、チャンスが来るまでチャートを監視している必要がありません。
このサイン表示ソフトは、重要なラインを抜けるとサインが出るので、
(重要ラインをローソク足の実体が抜けた時にサインが出ます)
1 ラインを抜けてサインが出ると押し目買い、戻り売りのチャンス
↓
2 重要ラインまで戻ってきたのを確認してからエントリー
という形になり、エントリーの直前までチャートを監視する必要がなくなります。
ただし、その後に押し目買い、戻り売りの形になるまでチャートを見る必要があります
忙しい方はサインが出てから押し目買い、戻り売りの形になるまで
待てない方もいらっしゃると思います。
そんな方にお勧めなのが、
ラインを抜きつつ2連続で陽線、陰線が確定した時に出るサインです。
いわゆるラインブレイクと言われる手法ですが、
通常は、先程のように重要ラインを抜いてすぐエントリーします。
が、その方法だとダマシにひっかかるので、
押し目買い、戻り売りを待ってエントリーするのですが、
2連続で陽線、陰線が続きつつラインを抜けた時は、
その方向に進みやすいので、このサインを取り入れました。
通常のラインブレイク手法よりダマシにひっかかりにくく、
押し目買い、戻り売りまで待たずとも、サインがでて即エントリー出来るのがメリットです。
忙しい方に向いています。
「それだけでエントリーを判断するのはいかがなものか?」と当然思われるでしょうが、
まず、この前提にトレンドでも通貨強弱でも有利な状態でしかエントリーしないというルールがあり、
マルチタイムで引いたラインもあります。
トレンド相場+重要ラインを2連続陽線陰線で抜けていくので、 ある程度の勢いがあると判断します。
また、2連続を待つことでラインブレイクからの飛び乗りエントリーを防止する意味合いもあります。
何も考えずに2連続で陽線陰線が出たからといってエントリーしても良い結果は出ずらいと思いますが、
「トレンドと通貨強弱で有利」かつ「マルチタイムで引いたラインを基点にする」
という前提があってこその2連続陽線、陰線のタイミングなので良い感じに機能します。
当然疑問に思うでしょうが、押し目、戻りを待ったほうが勝てる相場もありますし、
2連続陽線、陰線サインのほうが勝てる相場もあります。
それぞれのサインのメリット、デメリットをまとめました
どちらも一長一短ありますし、
あなたの生活環境もありますし、性格も影響します。
忙しい方は押し目買い、戻り売りを待てないでしょうから、
2連続サインにするしかありません。
ある程度時間を確保出来る方は押し戻りを待ったトレードも出来ます。
悩ましい選択かと思いますがそこまで心配することはありません。 なぜなら…
初心者の方にとっては、
「エントリーするタイミングこそが重要!これから本番だ!がんばるぞ!」
という気持ちだと思いますが、
大事なのはエントリー前の分析です
ここに至るまでに、
1、トレンドを分析して
2、通貨の強弱を調べて
3、マルチタイムフレームで重要ラインをあぶり出して
ここまで勝ちやすい状況を選択してからの、
押し目買いか、戻り売りか
2連続陽線、陰線か
を選ぶという話しですから、どちらのサインを選択してもヒドい事にはなりません。
何の根拠もなく
「押し目買いをしましょう、戻り売りをしましょう」
「2連続で陽線(陰線)が出たらお勧めです」
という話しだと勝てなくて当然ですし、どちらがいいか迷うのも当たり前ですが、
そもそもトレンドの点数が高い背景と、通貨強弱の裏付けがあってこそです。
勝ちやすい通貨、勝ちやすい相場を選ぶ事に意味があります
時間が取れるなら押し目買い、戻り売りでのエントリーをお勧めします。
チャートを読み解く力が付くのと、投資にとても大事な「忍耐力」が付くからです。
(飛び乗りエントリーをしない、ルールを逸脱しないなど待てる力が付きます)
とはいえ、忙しい方にそれを求めるのは酷ですから
2連続陽線、陰線のサインでも全く構いません。
「いやいや、どちらがいいか教えてくれよ!」
と思われるでしょうが、この先読み進めて頂ければ
きっと「本当にどっちでもいいんだ」とわかって頂けると思います。
このページの最後に
トレードは「スロットのレバーを引く作業と変わらない」
(相場心理学の名著「ゾーン」から引用)
という話しを書いたので是非そこまで読んで頂きたいのですが、
シンプルかつ優位性のあるトレードがあれば、あとは淡々とそれを繰り返すのみです。
複雑かつ高度で難解なロジックをひっさげて相場に参戦すれば莫大な富を得られる
と考えている方が大半ですが、
相場に関する名著を読み解けば、全く正反対であることがわかりますし、
テクニカル指標の数値にこだわり出すと底なし沼の入り口です。
名著からの引用や、テクニカルにこだわる意味などもこの後に記載していますので
このまま読み進めると納得して頂けると思います。
なお、補助サイン表示ソフトですが更に使える機能を用意しています。
これは中級者以上の方が対象となりますが、
このサイン表示ソフトには、どのラインを対象にしてサインを出すか決められる機能が搭載されているので、
このラインでサインが出たら知らせてほしいな~。
と思えば、簡単に設定出来るようになっています。
私自身、色々な使い方をしたいので拡張性のある作りになっています。
初心者の方はそのまま使って頂ければ大丈夫ですし、
中級者以上の方は、自分なりにアレンジして使えます。
私は無駄が嫌いです。「人間がやるべきこと、人間がやらなくてもいい事」を分けて、
人間がやるべきことだけに集中したいと考えるタイプです。
という事で、サイン表示ソフトはサインを出すだけでなく、
実用的な機能をいくつも搭載しています。
ラインを引くシステムにしろ、サインを出すシステムにしろ、
コンピューター任せにするには暗黙知を入れられないので、
完璧にルールを決めなければいけません。
例えば、「ラインを拔きつつ2連続で陽線が出る、陰線が出る」という単純なサインにしても、
買いと売りのサインを両方表示させるとこんな風にむやみやたらとサインが出ます。
この度に音が鳴ってメールが届いたらうっとうしいですよね。
マーケティングFXでは、トレンドや通貨の強弱などを大事にしてるのに、
それを無視してサイン通りに売り買いをしては全く意味がなくなってしまいます。
その為、買いサインしか表示させない、売りしか表示させないという設定を入れることで、
精度が高まりました。(それでも、微妙なところでサインが出てしまうことはあるので、
サイン表示ソフトは補助的なものとさせて頂きました)
点数の高い通貨は買い、点数の低い通貨は売りと設定しておく事で、
トレンド方向にしかサインを出さなくなりますから精度がグっと高まります。
補助的な位置付けとはいえ、サイン表示ソフトを付けたので、
「サイン通りにやっていればお金を稼げるんでしょ?」
そんなイメージを想像されたかもしれませんが、実はそうではありません。
すでに何度もお伝えしているように、
「相場に合ったロジックを使うことが重要です」
その為、トレンド一覧システムの点数が50点以上(以下)の通貨を選び、
「買いサインしか表示しない」「売りサインしか表示しない」
という機能があるのはすでにお伝えした通りですが、
この機能は手動でしか設定出来ないので、例えば、
「最初に見た時はトレンドが50点以上だったから買いのみ設定にしたのに、
3時間後にサインが出た時の点数を確認したら
12点まで下がっていたので買いの条件ではなくなっていた…」
という現象が起こります。
好意的に見れば、買いのみに設定していた通貨の点数が低くなってきた状況を見て、
「相場の流れが変わった可能性が高いことを感じられる」ので、
そろそろトレンドが終わる頃か?
反転するか?
どの時間足の点数が低くなってきたのか?
(短い足からトレンドが崩れていたら要注意かつ、逆張りのチャンス)
こんな事がわかりますが、サイン通りに従って勝ちたい方から見れば、
「ふざけるな!サインが出てもエントリー出来ないじゃないか!」
「無駄なサインを出すな!」「サインだけで勝たせろ!」
と思われるでしょう。
サインが出てチャートを見たら、すでにトレンドの点数が低くなっていたとか、
逆に、さっきは0点に近かった通貨が一気に伸びて50点以上になったのに、
サインオフにしてたからサインが出なかった…など。
つまり、監視通貨を増やせば増やすほど、
このような現象が起こりやすいので、イライラする方もいらっしゃるでしょう。
ですから、サラリーマンの方がサイン発生メールを受け取って空き時間に
エントリーして稼ぐぞ~!みたいな使い方をすると、
「サインは出たのに、トレンドの点数が低くて条件に合わなかった!」
そんな事態も発生するでしょう。(メールにはサインの条件だけで、
トレンドの点数は書いていないので別途確認する必要があります)
マーケティングFXは、
「相場に合ったロジック」を使うという思想ですから、
どうしてもサインを取捨選択する必要があります。
サイン発生後にトレンドの点数が高いか低いかを再確認するだけですが、
この手間や時間がストレスになる方も大勢いると思います。
それを隠すのはフェアではないと思いますから事前にお伝えしておきます。
マニュアルにてこれらの問題点を解決する方法もいくつか提示していますが、
前提として、このようなイライラやストレスを感じる可能性があります。
とはいえ、サイン表示ソフト無しでトレードするより
遥かに楽にトレード出来るようになっているのでその点はご安心下さい。
そして、更にトレードを楽にする機能を搭載しているのでご紹介します
その機能とは…
注文を入れる度に「利益確定の指値を入れて、損切りを入れて…」
という作業が異常に無駄に思えたので、
注文は1クリックで出来るようにしています。
ちなみに、この1クリックエントリーですが様々な決済方法に対応しています。
いわゆる普通の感覚を持っている方は、
いわゆるプロスペクト理論が絡んでくる話しでもあるのですが、
普通の方が投資をすれば、コツコツ勝ってドカンと負けるようになっています。
普通の人間である限りこれは仕方ないのです。ですから、人間の本能と逆になるように、
という話しになるのですが
人間の本能に関わる部分なので「よし、鍛えるぞ!」と気合を入れて
一朝一夕に出来るものではありません。
(ちなみに、この場合のメンタルの鍛え方とは、トレンドタイプのロジックで
過去検証やデモを繰り返して、損小利大の我慢するトレードのほうが得する事を
脳に繰り返し覚え込ませることが有効です)
かと言って人間の本能を捨てることも出来ないし、
メンタルを鍛えるには膨大な過去検証もロジックも必要だし…。
「今すぐ出来るとびっきりの方法はないの!?」
もちろんあります。
「損切り出来ず、利益はすぐに確定してしまう」この行動には
人間の本能以外にも2つの原因があります。
1 明確なルールが無いままトレードしているから
2 チャートを見て動く金額に一喜一憂するから
この原因さえわかってしまえば簡単で、
明確なルールを持ってトレードし、
エントリー後はチャートを見なければ自動的に本能を克服出来ます。
それを可能にするのが「自動決済機能」です。決済を自動的に行われるようにしておけば、
エントリーした後、チャートを見なくても条件に達した時に勝手に
損切りも利益確定も実行してくれますから、感情が入る余地がありません。
結果として、自動決済機能を利用すると…
エントリーした後はほったらかしておけるので楽。張り付き不要。
サインのお知らせが来てチャートを見てエントリーするだけなので数秒~数分で済む。
最初から損切りラインが限定されているので予想外の損失がない。
シナリオ通りのトレードが出来る。
チャートに一喜一憂しないので、人間の本能を切り離した機械的なトレードが出来る
自動決済というと、トレードスキルを放棄した単調なイメージがありますが、
心理面と時間効率から考えると、素晴らしい選択ではないでしょうか。
1、ライン決済
最もオーソドックスな方法です
この決済方法はシステムを使わずとも出来るのですが、
意外と注文方法が面倒なので、システムは1クリックで注文出来るようになっています。
マーケティングFXではこの決済方法をメインに使います。
2、移動平均線クロス決済
買いの場合はデッドクロスで決済。売りの場合はゴールデンクロスで決済となります。
移動平均線の値は短期線、長期戦ともに自由に設定出来ます。(SMA、EMAの設定も可)
トレンドが続く限りどこまでも利益を追いかけられるメリットがあります。
3、移動平均線またぎ決済
買いの場合、ローソク足の実体が陰線を付けて移動平均線を下抜いた時に決済。
売りの場合、ローソク足の実体が陽線を付けて移動平均線を上抜いた時に決済。
流れが変わった時、利益の減少を最小限で食い止めて逃げることが出来ます。
こちらも、移動平均線の値は自由に変更出来ます。
4、基準線、転換線決済
移動平均線またぎ決済と同じような決済方法なので詳細は省略しますが、
一目均衡表の、基準線、もしくは転換線で決済出来る方法です。
3の移動平均またぎ決済が、基準線や転換線に変わったものとお考え下さい。
5、固定PIPS
6、固定金額
※価格変動や約定力、スプレッド等により設定した値より
ずれることがありますので予めご了承下さい。
7、ボリンジャーバンド決済
ボリンジャーバンド1~3σ、どのバンドを決済対象にするか、
タッチで決済か、ローソク足確定で決済か選択出来ます。
(確定の場合、買いなら陰線を付けてバンド上で確定したタイミングで決済されます)
ボリンジャーバンドを決済のタイミングに使う方は多いですよね。
初心者の方は、ライン決済をお勧めしますが、
慣れてくれば、自分の好みに合わせて自由に決済方法を変えて頂いて構いません。
決済を自動化するのは、職人タイプのトレーダーさんは抵抗があるかもしれませんが、
時間的自由が圧倒的に増すので是非お試し下さい。
「プラスだったのに、
利益確定のタイミングを逃して結局損してしまった…」
悲しい事にならないよう、建値決済機能も搭載しています。
建値決済とは、ある程度の利益が出たら、
損切りラインを、エントリーした価格まで引き上げるという意味になります。
例えば20PIPSの利益が出たら、
損切りラインを、建値(エントリーした価格)の2PIPS上に移動させる。
という作業を自動的にシステムが行います。
このような作業を手動でやると、ずっとチャートを見ていないと出来ないので大変です。
システムに任せておけば、自動的に利益を確保出来るので便利です。
土日に相場が急変して大損してしまった…!!
自分でコントロール出来ないリスクも排除出来るようになっています。
「週末決済機能」
FXは24時間トレード出来るとはいえ、土日に取引は出来ません。
つまり、土日に経済を揺るがすような天変地異や大事件が
起こったとしても何も対処出来ないのです。
そんな大事件が起こる可能性は少ないのですが、少しでもリスクは減らしおきたいもの。
(このページに記載している資金管理法を実践すれば、土日に事件が起きても破産はしませんが)
そこで、金曜の相場が終わる前に自動的に
自分が持っている全ポジションを決済する機能も搭載しています。
「自動的に」というがポイントです。
トレード経験のある方なら、金曜の夜に
「ドル円で損失が出ているけど週明け月曜にはきっと相場が上向いてプラスになるはず!」
こんな思いでポジションを持ち越す方は多いと思います。
自分で損を確定させるのはツライですからね。
ましてや「週をまたいで流れが変わればプラスになるかも!」
と期待していたら、週またぎのリスクがあったとしても決済出来ません。
が、「システムで強制的に決済」してしまえば、
メンタルを保ちつつ、週末リスクを回避出来ます。
難しい判断を自分の意志に委ねると失敗するケースが多いので、
損していようと、利益が出ていようと強制的に金曜日の相場が終わる前に決済してしまうという機能です。
投資は勝つことより損をしないのが一番大事です。
通貨選びやロジックと聞くと難しそうですが、
マーケティングFXの方法はシンプルでわかりやすいので初心者の方でも取り組むことが出来ます。
画面に入り切らないので細かい部分が見えにくいですが、
20通貨分のトレンドシステムを並べています。
点数が50点以上、ー50点以下に注目しましょう。
すでに説明させて頂いた通り、
+だから稼ぎやすい、ーだから稼ぎにくいという事ではないのでご注意下さい。
+だと上昇トレンドの相場、ーだと下降トレンドの相場が見つかる。という意味です。
稼ぎやすさは+もーも変わりません。
トレンド一覧システムと同じく、20通貨を並べてサイン表示ソフトを設置しています。
トレンドが出ていない(点数が低い通貨)のサインはオフにする事で、
レンジ相場でサインが出ないようにしています。
この設定により、レンジ相場を避けて、
「トレンド通貨だけで、トレンド方向のみ」にサインが出るように設定出来ます。
エントリーする前の段階で、ここまで選別するので、
そもそも稼ぎやすい状態からスタート出来るのもマーケティングFXの特徴です。
後はサインが出るのを待つのみです。
サインが出たらエントリーする前に通貨強弱も確認しましょう。
トレンドが強く、通貨強弱も強い状態なら適当にエントリーしたとしても、
利益が出やすい状態と言えます。
ポンド円でサインが出たので確認すると、トレンドでも通貨強弱でも
有利な状態である事がわかりましたのでトレードOKです。
(ここで通貨強弱が0点に近いと、流れが変わっている可能性があるのでエントリーするのは控えましょう)
重要ラインを抜けるとサインが出ますので、押し目買いの形になればエントリーします。
押し目買い、戻り売りの狙う場合はローソク足を細かく見たいので5分足でトレードしています。
ロジックは簡単で、押し目買い、戻り売りでエントリーするか、
重要ラインを2連続陽線、陰線で抜いた時にエントリーします。
そして、直近の安値を損切りポイントに設定し
次に控えている重要ラインが利益確定ポイントです。
ビックリするほどシンプルかつヒネりもないですが、ここに至るまでに、
トレンドを確認して
通貨の強弱を確認して
各時間足ごとにラインを引いて重要な価格帯をあぶりだして
からの押し目買いなので、エントリーするまでの背景があります。
単純にサインが出てエントリーして勝ったという話しではなく、
という事になります。
最初から、損切りポイントも利益確定ポイントも決まっているので、
想定外に大負けしてしまう事もありませんし、
チャートに張り付いて、「いつ利益を確定させようか…」ドキドキすることもありません。
エントリーしたら後はほったらかしです。
美しく狙い通り勝ったパターンをお見せしているので恐縮ですが、
マーケティングFXで提案する相場追従ロジックの勝ち方そのものです。
次は押し目買い、戻り売りを待てない方向けに、
サインが出て即エントリーする2連続陽線、陰線タイプのエントリーを見てみましょう。
押し目買い、戻り売りの形になるまで待てない方は、
重要ラインを拔きつつ2連続で陽線、陰線が出るとサインが出るツールを使って頂いても構いません。
こちらは15分足を使います。
ルールは同じです。重要ラインに対して押し目買い戻り売りをするか
2連続陽線(陰線)でエントリーするか、違いはそれだけです。
サインと同時にエントリーしたい方はこちらを選択して下さい。
エントリー判断にテクニカルのインジケーターを使わず、
ラインと押し戻りだけのシンプルすぎるロジックなので拍子抜けしたかもしれませんが、
FXで勝つ事と複雑なロジックに相関性はありません。
しかし、このロジックには拡張性がありますから、
ご自身の好きなテクニカル指標があれば自由に追加して、
エントリーの判断に使って頂いて構いません。
当然ですが、今ご紹介した通り
「教材の通り順番にやるだけでOK!」という内容に仕上がっていますが、
中級者以上の方で自分なりのやり方があるならば、
テクニカルを追加してアレンジしてみるのも良い考えです。
今紹介した手順さえ崩さなければ、
大負けしないですし、安定した勝率と資産増加が期待出来ます。
が、なぜ相場追従ロジックにテクニカル指標を取り入れないのか
(正確にはZigzagインジケーターが補助で入ってはいますが)
疑問に思う方もいらっしゃると思うのでその理由を3点解説致します。
遅行指標とは、いわゆるボリンジャーバンドも移動平均線もそうですし、
MACDやRSIもZigzagも遅行指標です。ローソク足の値が決定してから形成される指標なので、
後付けで描写されているにすぎません。
後出しジャンケンです。答えを見ながらテストを受けるようなものです。
過去チャートを見ながら、ここで買ってあそこで売れば100PIPS取れてたな。
と言ってるのと変わりません。
遅行系のテクニカル指標は
答えが出た後に、これが正解でしたよと教えてくれるようなイメージです。
これから何を出せばジャンケンで勝てるか教えてくれるものではないですし、
ここで買えばこれから100PIPS取れるよと教えてくれるものでもありません。
決定した価格から計算して、見やすいように描写してくれるのが
遅行系のテクニカルインジケーターです。
インジケーターは、未来を予測して教えてくれるかのような印象もありますがすべて後付け。
価格が決まってから表示されるという性質があります。
※遅行指標が悪いのではありません。
その性質を理解して使分けることが大切だという意味です。
逆に、先行指標とはローソク足の値が決定する前から示されている指標です。
例えば、この教材でも重要な位置づけとして捉えている
ラインやPIVOTがその代表格です。フィボナッチも先行指標です。
先行指標は、近いうちに起こるであろう未来を教えてくれる指標です。
もちろん精度100%ではありませんが、
遅効指標が過去から答えを教えてくれるのに比べて、
先行指標は先に答えらしきものを提示してくれます。
ラインやPIVOTでピタリと価格が抑えられたり、反発したりしますよね。
なぜ先行指標が示す未来図がそこそこの確率で当たるかと言えば、
相場は人が作っているからです。人間心理が反映されたものがチャートです。
人間心理というと、FXには自動売買ソフトがある、
自動売買は人間の感情抜きに機械的に売買を繰り返すだけだぞ!という方もいますが、
その自動売買のロジックを作るのは誰でしょうか?
人間が考えたロジックをソフトにやらせてるだけです。
勝ちたい!という感情を詰め込んで作るソフトですから、
自分の経験に基いて、勝ちやすそうなロジックを入れます。
結果、自動売買ソフトであれ人間の感情を背負っているのです。
よって、先行指標を軸にして遅行指標を補助的に使っていくのが
いいのかなと考えています。 「先行」「遅行」どちらが良い、悪いという事ではありませんし、
どちらの指標が優れている、劣っているという話しでもありません。
移動平均線一つとっても、20EMAが好きな方がいたり、
75EMAが好きな方がいたり、50SMAこそ至高だという方もいるでしょう。
ボリンジャーバンドの値も皆同じではありません。一目均衡表の設定値も人それぞれです。
RSIやMACD、ストキャスなども人によって設定値が違います。
先行指標の場合、PIVOTは計算式が決まっているので、
初心者の方が見てもプロが見ても、同じ価格にラインが出てきます。
自分で引くラインに関しても、前日の「高値」「安値」「終値」は誰が見ても同じですし、
週の「高値」「安値」「終値」も誰が見ても同じです。
人によって変わることがない。という特徴があります。
勘違いがあってはいけないので何度も繰り返しますが、
遅行系のテクニカルが悪く、先行指標が良いという意味ではありません。使い分けです。
私は移動平均線とボリンジャーバンドが好きですし、
RCI、RSIも好きです。大いに参考になる指標だと思います。
が、明確な根拠(誰が見ても同じデータ)を持ってトレードしたいので、
先行指標を軸にして、その補助としてテクニカル指標を入れるという考え方です。
レンジもトレンドも何も考えずに、ラインで押し目買い、戻り売りすれば勝てますよ!
という話しならあまり勝ち越せないので、
もっとテクニカルを入れてタイミングを精査する必要があると思いますが、
この「相場追従ロジック」には
エントリーするまでの背景と裏付けがあります。
表に見えるロジックだけ見るとシンプルですが、そこに至るまでの積み重ねがあります。
本来なら相当の練習と経験を積まないと出来ないトレードが、
システム化することで一瞬で出来てしまうので、
シンプルすぎて勝てそうに思えないとか、
あまりにヒネりのないロジックとの感想を持たれると思いますが、
「トレンドを見抜き」「通貨強弱を把握し」「重要なラインをあぶり出して」からの
押し目買い、戻り売り
ですから、最初に説明させて頂いた通り、
勝ちやすい相場で
勝ちやすいロジックを仕掛ける
という考えを徹底した結果です。
押し目買い、戻り売りを知っている、もしくは実践しているのに、
FXで勝てていない方の場合、
相場環境に関わらず、いつも同じロジックを仕掛けている方が多いです。
つまり、下記の流れの中の1~3をすっ飛ばして4の手順だけ実践しているのです。
この一連の流れがあって初めて機能するロジックですから、
エントリーの時だけ見れば、何の変哲もなくヒネリもない、
当たり前レベルの押し目買い、戻り売りですが前提となる条件が全く違います。
最初にもお伝えしましたが、
というのはこの事です。納得して頂けたでしょうか。
エントリーする前から勝てる確率が高い状態なので、
後はちょっとしたタイミングをはかるだけです。
それを私の場合は押し戻りにしていますが、
あなたがやりやすいタイミングがあるのでしたら、自分なりのやり方でもOKです。
「勝ちやすい相場でしか勝負しない」
というルールさえ守れば、どんなロジックでエントリーしてもひどい事にはなりません。
ということで、本当に稼げるか怪しい超シンプルな「相場追従ロジック」ですが、
実は色々な背景があって成り立っているのです。
その名の通り、ダウ理論を元にしたロジックです。
このロジックも本当に大丈夫かな…と不安になるほどシンプルですが、
安心して下さい。100年以上の歴史がある方法です。
「そもそもダウ理論とは何だろう?」という話しですが、
チャールズ・ダウ氏が1896年に発表した理論で、以下の6つの法則から構成される理論です。
1 平均はすべての事象を織り込む
2 トレンドには3種類ある
3 主要トレンドは3段階からなる
4 平均は相互に確認されなければならない
5 トレンドは出来高でも確認されなければならない
6 トレンドは明確な転換シグナルが発生するまでは継続する
Wikipediaより引用
「何のことかサッパリわかりませんね…」
でも大丈夫です。FXのトレード用語として使われる「ダウ理論」とはほとんどの場合、
ダウ理論の6番目「トレンドは明確な転換シグナルが発生するまでは継続する」
を表す、下記のようなチャートの形状を指すことがほとんどです。
ダウ理論によるトレンドの定義
高値安値共に切り上げれば上昇ダウ(上昇トレンド)
高値安値共に切り下げれば下降ダウ(下降トレンド)
どちらでもない状態がレンジです。
そして、ダウ継続ロジックという名の通り、
狙うのはこのポイントになります。
このポイントを抜ければダウが継続する=トレンドが継続する。
このポイントだけに絞ったトレードです。
ダウ継続ロジックを狙うにあたって一番重要なのがこの2点です。
ダウ完成前のチャートを見つけること
どの時間足のダウ継続点を狙うか?
これはとても簡単です。ダウ完成前のチャートを見つけるのはシステム化していますし、
どの時間足を狙うかに関しては下記の通りです。
1時間足以下:短い足だとダウかノイズか微妙な事が多いのであまり向きません
短い時間足ほど紛れが多くなります。
1時間足:チャンスが多くデイトレードに向いている。
4時間足:チャンスは少なめだが、ダウ継続率が高いのでお勧め。
日足:チャンスはかなり少なめだが、待てる人には一番良い
FX初心者の方は1時間足がちょうど良いかと思います。
中級者~の方は4時間足か日足をお勧めしたいです。
では早速見てみましょう。1時間足の例をご覧頂きます。
まず、ダウ完成前のチャートを見つける作業ですが、
トレンド一覧システムで、 L の部分が ↑か↓にになっている通貨を見つけます。
(↑だと上昇ダウの完成前、↓だと下降ダウの完成前)
ついでにGとIも同じ方向に矢印が出ていると期待大です。
この条件を満たす通貨を選択すると、ダウが完成する前段階にあるチャートが見つかります。
正直に言えば、ここまで綺麗な形が見つかることは滅多にないのですが、
説明にはわかりやすいほうがいいので、
出来過ぎなほど綺麗な形のチャートを持ってきました。
緑色のラインが、ダウ継続ポイントです。(1時間足チャート)
※システム的に判断する為ルール化していますので、目視では「ちょっと違うよな…」
というパターンが出てきてしまったりもするので予めご了承下さい。
ルール的にはダウ完成前なのですがこれではトレード出来ません。
さて1時間足のダウ継続ラインがわかりましたので、
5分足も開いて同じ価格にラインを引きましょう。こんな感じです。
ダウ継続ロジックでも、相場追従ロジックと同じく
押し目買い、戻り売りを待ってからエントリーしますので、
(もしくは2連続陽線、陰線のサインでもOK。その場合は15分足でトレードします)
5分足の継続ラインを基点に押し目買いのサインが出るようにセットしたら後は待つのみです。
利益確定は次に控えている重要ライン、損切りは直近安値です。
で、この後はロジック通り上手く勝てましたよ。という画像をお見せしたいのですが、
あなたもお気付きの通り、どんな教材でも宣伝ページでは上手くいった結果を見せているものです。
ですから、ありきたりな「ロジック通り勝ちましたよー」の画像ではなく、
このパターンが見つかった時、どう考えてエントリーするかを解説させて頂きます。
すでに出た結果より過程が見たいという方も多いと思います。
過程だの考え方だのというと難しそうですが、
「どうなるか想像しておく」「ルール通りに実践する」と意識しておくのがポイントです。
例えば、この展開から考えられるパターンを大まかに分類するとこうなります。
1 エントリーして利確出来るパターン
2 損切りになるパターン
3 エントリーポイントに達しなかったパターン
これを意識しておくだけでOKです。
「え?何言ってんの?そんなの当たり前じゃん」
と思われる方も多いでしょうが、負けている方は全く出来ていないケースが大半です。
負けている方は場当たり的、感覚的なトレードが多いです。
その例を一部ご紹介します。例えば、上記3パターンを想定せず場当たり的にエントリーした場合…
客観的に見るとありえない事だらけですが、
世の中を見渡せば、このようなトレードをする人だらけですし、
そもそも、「明確なルールを持たずにトレードしている」方が大勢います。
エントリー条件に合致しなければ見送らなくてはいけないのに、
とにかく相場に参加したがるポジポジ病もそうですが、
最初にご紹介した簡単な3パターンを意識するだけで、
無駄なトレードが減り、相場が急変しても慌てず静観出来るようになります。
ポイント3に「何もしない(重要)」と書いた通り、
FXでは何もしないのが良いケースが多々あります。
働き者の日本人の価値観では、常に体も頭も動かすのが仕事と考えがちですが、
FXでは待つのも何もしないのも仕事のうちです。
ダウ継続ロジックはチャンスが少なめなので、
最初は相場追従ロジックから始めて、慣れてきたらダウ継続ロジックをお勧めします。
なぜダウ理論を元にするかと言えば、
ダウ理論が提唱されてから100年以上経過し、
AIまで出てきた現代でも機能し続けているからです。
ダウ理論で勝てるかどうかの議論はあるとしても、
ダウ理論は機能してないよ。インチキだよ。という方はまずいないと思います。
ダウ継続点は意識されやすいポイントになるので、トレードしやすいのです。
このポイントでも買い勢、売り勢の戦いが起きるので、
戦いが決着した後にダウ継続方向にエントリーすれば高勝率が期待できます。
相場追従ロジックと同じように、
そもそも、ダウが継続する確率が高い流れに乗り
更にダウが高い確率で継続するとわかってからエントリー
するというロジックなので負けにくいのが特徴です。
エリオット波動とは、ラルフ・ネルソン・エリオット氏が提唱した理論で、
ダウ理論と同じく超有名かつ古典的で、世界中のトレーダーが知っています。
このエリオット波動は上昇5波、下降3波があって、こんな形がモデル図になります。
この中で第3波が一番伸びるので、この波を狙ってトレードするのは
エリオット波動を知っている者にとって共通の認識です。
世界中に広まっている理論です。
なんだか難しそうな図ですが、よく見てみるとダウ理論の形と似ていますよね。
先程のダウ継続点と見比べてみましょう。
ダウ継続ポイントを狙うという事は、必然的に第3波を狙ったトレードになります。
(ケースによっては5波のことも)
このロジックを実践するだけで、何も知らずともエリオット波動3波を捉えた
ナイスなトレードが出来るようになるのです。得した気分ですね。
このように、超シンプルながらもあれこれと
理論や背景に裏付けされて完成したのがダウ継続ロジックです。
また、ダウ理論を元にするのは以下のような理由もあります。
FXでも株でも不動産でも、投資と言われるものに参戦する場合、
エントリーする前が一番大事です。
「全てを知れば損をしない!勝てるはず!
自分が損するのは何かを知らないからだ」
と考える方が多いと思いますがそれは傲慢です。全てを知ることなど出来ないですし、
知ったとしても、未来を当てることは出来ません。
明日の高値、安値を当てられる人は絶対にいません。
教材を販売するものとして、相場は不明瞭なものである。
わからない事が多々存在する。と言ってしまうのもどうかと思いますが、
相場の事は何でもわかると言ってしまうほうがどうかしてると思います。
すぐ後で名著を引用して、相場の事がわかるはずないという典型的な話しを紹介させて頂きますが、
こんなことを書くと「お前を信用出来ない!」「負けた時の言い訳か!」
という方が必ず出てくるので、そう感じる方は他をあたって頂いたほうがよいです。この教材は合いません。
そもそも、ロジックを開示してるので負けた時の言い訳も何もないと思います。
相場の全てを知ろうとするのは無意味であると諦め、
事実からわかることを抜き出していって、
わからない事は、わからないと諦めてしまうことでトレードはスムーズになります。
マーケティングFXの根本的な考え方ですが、
ビジネスとして考えて「勝つか負けるかわからない勝負はしない」という鉄則があります。
普通に考えて、お店を出すのに500万~1000万程度かかるとして、
「上手くいくかわからないけど、勝負してみるぜ!」
こんなノリで出店出来ますか?出来る訳ないですよ。だから慎重になります。
しかし、FXは指先でポチっとすれば簡単にトレード出来てしまいます。
真剣さがまるで違うのでしょうがないですが「お金を稼ぐ」という意味ではどちらも同じです。
後からチャートを見れば、ここはトレンドだった、レンジだったと簡単にわかりますが、
いつレンジを抜けるのか?いつトレンドが始まるのか?
これをリアルタイムのチャートで見極めるのは困難です。
当たる時もあれば、外れることもあります。
なので、誰が見てもわかるポイントだけで勝負したほうが勝てる確率が高い。
誰が見てもわかるポイントとは、
これは後出しでなく、リアルタイムで見ていても簡単にわかるので、
エントリーポイントに優れていると考えています。
すでにご覧頂いた通り、ダウの継続点は事前にポイントがわかります。
先行指標と同じような考えですが、これはトレードで有利な情報です。
レンジ相場でダウのトレンドパターンは出現しませんし、
ダウを知らずにトレードしている人のほうが少ないからです。
王道かつ古典的かつ現代も機能しているダウ理論を
エントリーポイントに使うのが可能性の高い選択だと考えます。
これは賛否両論あるでしょうし、怒る方もいるでしょうからあまり言いたくないのですが、
負けている方ほど、テクニカル指標に唯一無二の最適値を探し求めています。
例えば、移動平均線だとこれらの設定がメジャーかと思いますが、
「5日、10日、13日、20日、21日、25日、75日、100日、200日」
人によって使う期間はバラバラですし、
全部表示させてみれば、その時の相場によって何かしらの移動平均線が効いてます。
ちなみに私はどれか1つしか使えないというなら20日移動平均を選択しますが、
違う意見の方は大勢いらっしゃると思います。
つまり正解がない。世界中が認識している移動平均線の正解がないのです。
MACDもストキャスもボリンジャーバンドも、
トレーダーによって設定値が違います。「これこそが最適値、人類の共通項なり!」
という数値はありません。
先行指標だと前日の高値安値、週の高値安値、PIVOTなどは
誰が見ても同じ数値が出てきます。人類の共通項です。
個人個人がこの数値こそ最強だと思うのは自由ですが、結局唯一無二の数値はないので、
どんな相場でも適性に機能する最適値を探せば勝てるようになると
思い込むのは良くない考えです。
(重ね重ね言いますが、テクニカル否定ではありません。先行指標と遅行指標のバランスです)
ちなみに一例として見て頂きたいのですが、
下記のチャートは全て同じチャート図です。表示しているテクニカル指標だけ違います。
さて、どのテクニカル指標が一番稼げるのでしょうか?
超オーソドックスかつ基本的なロジックで確認してみましょう。
同じチャートでも、
「ボリンジャーバンドを見ている方は、ボリンジャーバンドが効いて勝てている」
と思っているでしょうし、
「移動平均線を見ている方は、移動平均線が効いて勝てている」と考えています。
ちなみに、右の移動平均線の上抜けから下落でエントリーするのは、
グランビルの法則2番のロジックをそのまま使っています。
知らない方は調べてみると面白いですよ。
相場は誰かが見つけた斬新かつ最新な方法より、古来よりあるオーソドックスな理論や
法則のほうが機能するという、現実社会とは少し違う経済圏なのです。
下記のチャートも上2枚と全く同じ図です。
今度は趣向の違うテクニカル指標を入れてみましょう。
するとどうでしょう。このロジックでも普通に勝ててしまいます。
4つの画面とも、全て同じチャート図です。
ロジックとも呼べないような基本ルールを採用して4つの指標を当てはめましたが、
どれでも勝てています。
そして、当然ながら「全部組み合わせたら、すごく勝てるロジックが出来るのではないか?」
という思考に辿り着きます。
「お、いい事思いついたぞ!」と意気揚々に
テクニカル指標を組み合わせたロジックを探し始めるのが初心者~中級者の過程です。
そして、10日移動平均線がいい!いや20日だ!50日だ75日だ100日だと、
最適値を探してハマッていきます。「FXで利益を出す」という目的ではなく
「最適値って何だ?何が正解だ?」を考え出す状態は危険です。
ちなみにですが、「この4つの方法をそのまま実践しても勝てません」
初心者の方が見たら、「おーーー!キター! これ真似すれば絶対勝てるじゃん!」
と思われるでしょうが、絶対にやってはダメです。
テクニカル指標だけに頼るとはこういう事です。
自分が特別だと思っていた指標が、
実は他の指標でもポイントになっていたと。
そして、全部組み合わせればもっと勝てるようになるという思考。
「あれ?組み合わせても勝てないな…おかしいぞ…」
と感じ始めて他の方法を模索し始めるのが中級者の入り口です。
それらを経た結果、テクニカル指標を無くしてもトレード出来るようになり
システム化したのがマーケティングFXです。
上記の画像を見るとわかるようにトレンドが出ている相場だと、
ある程度どんなルールでも勝ててしまうケースが多いです。
マーケティングFXでトレンド相場を執拗に狙っていく意味がわかって頂けたでしょうか。
テクニカルの組み合わせと最適値「だけ」を探し求める行為は、
「過去の相場に対してカーブフィッティング(最適化)しているだけの可能性がある」
と早めに気づいて頂くと勝てるようになってきます。
少し経験のある方なら、
「ダウ継続ロジックも相場追従ロジックも、
エントリーポイントが違うだけで、内容はほとんど同じじゃない?」 と思われたかもしれません。
実際その通りです。更に言うならば、相場追従のロジックのほうが、
ダウ継続ロジックより効率的にトレード出来ます。
「え!!!???そしたらダウ継続ロジックいらないのでは…」
とても真っ当なご意見ですが、
マーケティングFXの目的は「FXで勝ち、資産を増やす」ことです。
相場追従ロジックの場合、
「ルールを守っていれば、意味がよくわからなくても何となく勝ててしまう可能性が高い」ので、
いわゆる「受け身」の状態です。ダウ継続ロジックの場合
ダウ継続前にある通貨を探す
自分でダウ継続点にラインを引く
長期足と短期足を組み合わせてエントリーポイントを探す
このような作業が必要になるので自分から動かないといけません。
FX歴に限らず安定して勝てていない方は、
自分からチャートにアプローチする意識が欠けている方が多いです。
例えば、サイン表示ソフト頼みであるとか自動売買頼みであるとか。
ダウ継続ロジックは、自分から働きかけない限り何も返ってこないので、
チャートに対して能動的に、積極的に働きかける力を養います。
まとめますと
積極的にチャートにラインを引いたりダウを意識する事で、
相場の流れを感じる力が向上する
待ちの姿勢から脱却出来して自分で考えて判断出来るようになる
なぜマーケティングFXの考え方やロジックで勝てるのかわかるようになる
長期足、短期足と切り替える作業が入ってくるので、
マルチタイムフレームの要素を取り入れたトレードの練習になる
このような理由から、あえてダウ継続ロジックがマーケティングFXのカリキュラムに組み込まれています。
「勝つ練習」をされている方は少ないと思います。
ダウ継続ロジックという練習をこなすと、
FXで勝つのに必要な「自分から相場に働きかける」「待つ」「何もしない」力が養われます。
あと、ダウ継続ロジックはトレードまでいかず不発に終わったり、
イライラすることもあるでしょうから、尚更トレーニングにちょうどいいと思います。
今までFXの経験が長くて勝てていないなら、
何かしらのやり方が間違っている可能性が高いので「勝つ練習」をしてみてはいかがでしょうか。
※損切り利確ルールは相場状況により変わります。いつも画一的な状況ではないからです。
その為、状況により損切りや利確ポイントを変更しますが、
それらはトレードマニュアルやトレード事例集にたくさんのケースを収録しているのでご安心下さい。
また、良いルールがあれば適宜変更する可能性はありますが、このページに記載している大元のロジックが
丸っきり変わるようなことはありませんのでそちらも安心して頂いて大丈夫です。
(もしそうなれば、変更したロジックをこのページでも公開します)
突然ですが、資金500万円でラーメン屋を開業するとしましょう。
絶対に成功出来る正解を答えられるでしょうか?
どうやって出店地を決めますか?
どんな味のラーメンにしますか?麺はどうしますか?
どの業者から材料を仕入れますか?
どの客層を狙いますか?
単価はいくらに設定しますか?
席数はどうしますか?レイアウトはどうしますか?
開店資金にいくら使いますか?運転資金はいくら残しますか?
唯一無二、最適の正解など出せる訳がありません。
客席は15席がいいのか、20席がいいのか?
レイアウトはカウンターメインか、テーブルメインがいいのか。
国道道沿いがいいのか駅前がいいのか。都内か地方か。
資金500万円でラーメン店を開くという問いに対して、
○○に出店して席数が△数で、味は□□でと、
絶対に間違いのない、100%正解の答えを出せる方はいません。
FXで○○が△△になってエントリーしたら勝てる。
と考えるのは、これと同じようなことです。100%の正解はないでしょう。
また、人それぞれの性格や環境によってトレード方法も信念も違いますから、
私の方法に賛同される方もいらっしゃれば、
いやいや、「俺のトレードのほうがすごいぜ」と自負される方もいらっしゃるでしょう。
しかし、過程は違えど「勝ちさえすれば何でもOK」なのがFX相場です。
どこにもない絶対の正解を求めるのではなく、
「トータルで勝つ事にこだわったトレード」を模索していくと良い結果が出やすいです。
トレードに完璧を求めたい気持ちはよくわかりますが、
相場なんて基本的にはわからない事のほうが多いのです。
ですから、前述したようにわかる所だけで勝負するのです。
相場の本質を名著「ゾーン」から引用します。
あるテクニカルアナリストがブローカー会社の会長に
テクニカル分析を教えた時の話しです。
ゾーン170Pより
そのブローカー会社の理事である名誉会長は、
CBOT(シカゴ・ボード・オブ・トレード)の穀物フロアで
40年近い経験を持つベテラントレーダーであった。
しかし彼にはテクニカル分析の知識が全くなかった。
フロアで稼ぐには必要なかったからだ。
ところが、フロアで取引ができなくなりオンライン画面で取引するようになると、
それでは難しく、心もとないと考えた。そこでトレードの最中、
新しく雇用した花形アナリストにそばについてもらって、
テクニカル売買を教わることにしたのである。
中略
ある日、二人は大豆市場を一緒に見ていた。マーケットはたまたま、
そのアナリストが引いた主要な支持・抵抗線のレンジ内で取引されていた。
彼が会長にこの二つのポイントの重要性を説明していたとき、ほとんど間違いないといっ
た調子で主張した。「マーケットが抵抗線に向かったら、そこで停止して反転します。
マーケットが私の計算した支持値水準まで下落したら、そこがその日の底値になるでしょう」
すると大豆市場は徐々に下落トレンドを描き始め、そのアナリストが
「そこが支持値で、その日の底値になるでだろう」と主張した価格まで下げていった。
そしてついにそこに達したとき、会長はアナリストのほうを向いて尋ねた。
「ここでマーケットは動きを止め、上昇すると言うんだね?」アナリストは自信を持って
答えた。「間違いありません!ここが今日の安値です」
すると突然、会長は「そんなのでたらめだ!見ていろ」と言い放ち、
受話器を取って大豆の立会場に注文を回送する従業員に電話をした。
「成り行きで200万ブッシェル(400枚)の売りだ」
その注文から30秒後、大豆市場は10セント下落した。
会長は青ざめた顔をしたアナリストのほうを向いて、そして穏やかに尋ねた。
「マーケットが動きを止めるだろうと君が言ったところはどこかね?
私にできるなら、だれにだってできるさ」
つまり、市場参加者の私たち個人にしてみれば、マーケットでは何が起こってもおかしくはなく
それはたった一人の動向にかかっているのである。これがトレードの冷たく厳しい現実である。
この点を最上級のトレーダーは、何の葛藤もなく冷静に受け止めている。
引用ここまで
こちらも印象的な一節です。
ゾーン 173Pより
最上級者は、こうした未知の可変要素が存在しないふりをしてごまかそうとはしない。
あるいはマーケット分析で理知的または合理的に説明しようとはしない。
そのまったく逆で、こうした未知の可変要素を考慮し、
自分の売買法のあらゆる構成要素に織り込んでいるのだ。
一方、典型的なトレーダーに当てはまるのは、まったく逆だ。
つまり「自分が見たり聞いたり感じたりできないものは存在してはならない」
という観点
でトレードをしている。
引用ここまで
※下線やハイライトは「ゾーン」の本文の装飾とは違います。
特に大事だと思われる部分を目立つように装飾させて頂きました。
目の前のチャートを見て、テクニカルの設定値が云々と悩んでいると
忘れてしまいがちですが「FX相場には会長のような大口トレーダーから、
巨額の資金を動かすファンドもいれば、今日からFXに参入した個人投資家もいます。
トレード目的でなく、実需で通貨を取引している企業も多大な影響を与えています。
ゾーンにも記載があるように1人の動向、1企業の動向で
チャートが急に訳のわからない動きをすることがあります。
そんな事に意味を求めても仕方ないのです。わからないものはわからない。
ちなみに、機関投資家やファンドなど豊富な資金を持つ組織が相場を動かし、
国も介入してくると書きましたが、全く逆で
ファンドなんかはほとんど相場に影響を与えていなくて、
実需勢の動きが、あたかもファンドが何かしているかのように見えているだけだ。
ファンドだの大口投資家の存在なんて幻想でしかない。という見方もあるようです。
他にも、FXは個人トレーダーの取引がほとんどを占めるという方もいらっしゃるようです。
どの説が正しかろうが、正確な情報を知るすべはなさそうなので、別にどちらでもいいのです。
大事なのは、実需であろうがファンドであろう、個人トレーダーであろうが
という事実さえわかればいいのです。
誰が仕掛けていようと。幻想だろうと。
真実はチャートにあります。
ちなみにゾーンは続編が出ていて
電子書籍版を購入しましたが、前作も今作も
相場心理学を学ぶにはうってつけの内容です。
(勝てるロジックが書いてある。というような内容ではありません。
心理面について解説した書籍です)
2つのロジックを繰り返し使うことで相場背景がわかるといいましょうか、
勝つべくして勝つ。という感覚がわかるようになってくると思います。
エントリーする前に勝負の7割方は決まっているという意味も腑に落ちてくると思います。
トレンドと通貨強弱、ラインとPIVOTとダウの組み合わせは、
事実と先行指標の塊なので、意識しておくだけで勝率が上がります。
特に、テクニカルで○○が△△になったらエントリーという意識しかなかった方が使えば、
FXへの取り組み方が根本から変わるぐらいのインパクトがあると思います。
ですからFXだけで生活する。という意味ならこの2つだけを徹底的に繰り返し、
ルールを変えることなく実践して頂くのが一番いいと思います。
私は、FXを投資というより時給単価が極端に高い仕事だと考えて割り切っていますから、
勝率の高いポイントでただ機械的にエントリーするのみ。という考えです。
しかし、すでにお伝えしたようにテクニカル指標も良いものだと思っていますし、
先行指標を軸に遅行指標を補助に使うというロジックもとても良いと考えています。
「テクニカル指標が表示されてないと不安…」
「テクニカル指標を入れればもっと勝てるんじゃないの?」
と考えていらっしゃる方も多いと思うので、
ライントレードを軸に、テクニカル指標を加えたロジックもいくつかご紹介します。
トレンド相場に強いロジック
レンジ相場に強いロジック
あと、異論反論ありそうですが、
「いつでも好きな時にエントリー出来るのに勝率が高い不思議なロジック」も公開します。
が、その前に一つだけお伝えしたい事があります。
何度もお伝えしたことですが、
これらのロジックはどんな相場で使っても利益が出るようなものではありません。
適切な相場で、適切なロジックを使うから利益を狙えるのです。
相場状況を考えず手当たり次第にロジックを使うような事はしないで下さい。
また、あくまでもラインを軸にしたトレードに、
テクニカル指標を組み合わせてトレードの根拠にするという考え方です。
根拠となるものが多くなれば自信を持ってトレード出来ます。
トレンドが出ていて通貨強弱も有利
そのうえで、ライントレード的にもエントリーチャンス
更にテクニカル的にもエントリーチャンス
となれば、勝てる根拠がいくつもありますから自信を持ってエントリー出来ます。
優位性を積み上げるという言い方をしますが、
FXに置いて優位性の積み上げすぎが不利に働くことはほとんどありません。
優位性の積み上げにテクニカルを組み合わせている。
という考えを忘れずにロジックを使って頂ければ良い結果が出ます。
あくまで、マーケティングFXの主軸は相場追従ロジックとダウ継続ロジックで、
これからご紹介するロジックはその応用といいますか、
テクニカル指標も入れてライントレードをするなら
こんな方法もありますよ。というご紹介になります。
これらのロジックはトレンド一覧のシステムと通貨強弱判定で、
トレンドが出ていると判断出来る時のみ利用します。
※ラインを組み合わせなくても、このロジック単体で機能しますが、
ラインが絡んだ時にトレードするとすごく良いです。
このロジックは、レンジ相場で実践しても上手くいきません。
※トレンドシステムと併せて使って頂くのが良いですが、
システムがない場合には、ADX25以下ではトレードしないと決めておくと、
レンジ相場を避けやすいです。
※トレンドを判断して使うので、時間足は5分、15分、1時間どれでも構いません。
初心者の方にお勧めなのは15分足です。
図で表示しているボリンジャーバンドは期間20、僅差1です。
ロジックの根拠を解説
トレンド発生中にこのロジック使うと、
自然と押し目買い、戻り売りのタイミングになるので、
低リスクかつトレンドに上手く乗れるロジックです。
条件が簡単かつ強力なので、メインでも使える手法だと思います。
また、この条件を満たすと自然にグランビルの法則2番(3番に近い場合も)
に近い形になりますので、意識されやすいポイントです。
また、画像にもある通りラインでも反発しつつ、
このロジックのパターンが出るとかなり信頼性があります。
拍子抜けするほどシンプルかつ簡単かつ、ありきたりなロジックなので、
不安な方も多いと思いますが、以下のポイントを抑えているので機能しやすいです。
トレンド相場
押し目買い、戻り売りポイント
グランビルの法則2番(もしくは3番)
ボリンジャーバンドでの反発とバンドウォーク
重要ラインを抜きつつ、テクニカルでも良い状況
ロジックの表面だけ見るとシンプルですが、
その裏には色々な考えが詰まっています
また、トレンド相場中の押し目買い、戻り売りを狙うという目的に絞っているので、
「タイミングを探るだけ」でいいのです。
そもそも、トレンド相場で勝ちやすい状況で、
そのうえで更にリスクが低く勝ちやすい押し目買い、戻り売りポイントを狙う。
ただそれだけの目的なので、ロジックを複雑にしていくと「本質」を見誤ります。
初心者の方は、「複雑かつ難度の高いロジックこそが勝てる」
とイメージしていらっしゃると思いますが、
「自分が開発した複雑なロジックは過去チャートに最適化させただけの可能性がある」
という事を常に頭の片隅に置いておきましょう。
私もその昔「すごいロジックを編み出した!」と興奮した事が何度となくありましたが、
それはほとんどが「幻想」でした。
その結果、シンプルに回帰して安定して勝てるようになったのです。
後ほどご紹介する書籍「タートル流 投資の魔術」でプロが使っている
ロジックも驚くほどシンプルです。
そして書籍の中で紹介されている4つの成功の要因の1つに「シンプルさ」
と記載されています。勝てていない方や初心者の方ほど複雑なロジックを好み、プロはシンプルを好むのです。
(複雑な理論とロジックで勝つ方も少数ながら居るでしょうが、
そういう方はそもそも別格です。毎日練習してもイチロー選手になれないのと同じで、
常人に真似出来るトレードではありません。技術もメンタルも。)
初心者の方にはお勧めしませんが、レンジ相場でも勝てるロジックはたくさんあります。
特にメジャーなのがボリンジャーバンドを使ったロジックや
ダブルボトム、ダブルトップからのエントリーですが、
そこにラインの優位性が加われば安心してエントリー出来ます。
レンジロジックを書くつもりはなかったのですが、
つい最近、資金のほとんどを無くした方の話しを聞いたところ、
レンジ相場での連勝に気を良くした結果、ロットを上げすぎたという、
よくある失敗パターンだったので注意喚起を兼ねての掲載となりました。
(本人はそもそも、レンジロジックを使っていたという認識も、
明確なルールもすらもなかったようなので資金が減るのは当たり前ですが)
ちなみに、少々話しが逸れますが
トレンド一覧システムを使うとレンジ相場を見つけることも出来ます。
本来の使い方は、点数が高い(低い)通貨を選んでトレンド相場を探す目的で使いますが、
逆に0点に近い通貨を見れば、必然的にレンジ相場になっていることが多いのです。
試しに「-1点」のNZD/JPYを開いてみます。
どの時間足でも明確な方向性がわからないレンジ相場です。
本来、レンジ相場で勝負すると負けやすいのですが、
同じ価格帯でいったりきたりする習性を利用した、レンジ相場ならではのロジックもあります。
この手法こそが、資金を無くした方が主に使っていたロジックだったようですが、
説明するまでもなく超ドメジャーな手法かつ、初心者の方が手を出しやすい方法です。
ルールは簡単で、ボリンジャーバンド2σにタッチしたら売る、買うを繰り返すだけです。
2σに収まる確率が約95%ということで、価格が2σ内に戻ろうとする習性を利用した
手法ですが、損切りのタイミングが難しいので初心者の方はあっという間に失敗します。
(2σで収まる確率とバンドでの逆張りについては肯定派、否定派いらっしゃいますが、
ひとまずそのような議論は置いておきましょう)
過去チャートだけ見ていると、
「素早く損切りすれば大丈夫でしょ!これぞ簡単かつ無敵のロジックだ!」
と錯覚しがちですが、少し実践すればすぐに無理だとわかります。
なぜでしょうか?理由は以下の通りです
レンジ相場とトレンド相場を見分ける考え方がないので、
どんな相場でも2σタッチで売買を繰り返してしまう
ボリンジャーバンドの2σで反発していると信じ込んでいる
上記の画像を見ると「確かにバンド2σで反発してるじゃないか!」と思われるでしょう。
確かにそう見えますが、ボリンジャーバンドを外して水平線ラインを引いてみましょう。
全く同じチャートですが、「ボリンジャーバンド2σ」と、「水平線」
どちらで反発しているように見えるでしょうか。
わざわざこんな画像をご覧頂いたのは、
テクニカル指標しか見てない方は、ラインも取り入れれば
もっと優位性のあるトレードが出来ますよ。という事をお伝えしたいからです。
今度はボリンジャーバンドとラインを両方表示させてみました。
ボリンジャーバンド2σとラインが重なって反発していると力強いと思いませんか?
簡単に勝てそうに見えて失敗するボリンジャーバンド2σのレンジロジックですが、
この2点を加えることで安定感が増して、リアルトレードで耐えうるロジックになります。
更に付け加えるならレンジロジックには
チャートパターンを取り入れたほうが良いです。
FXを少し勉強した方なら聞いた事があると思いますが、
「ダブルトップ」「トリプルトップ」
「ダブルボトム」「トリプルボトム」というパターンがあります。
レンジ相場はこのパターンを覚えておくだけで戦いやすくなります。
(本来はトレンドの終了や転換のパターンとして使われますが、
一定価格帯でこのパターンが出た場合も十分に機能します)
先程のチャートをパターンに当てはめてみるとトリプルトップになります。
(この説明にボリンジャーバンドがあると見にくくなるので外しています)
結果だけ見れば何とでも言えるので、
この場合のトレードを順を追って説明します。
結果だけ見れば、レンジ相場でトリプルトップの美味しい所だけ取ったように見えますが、
この背景にある優位性を列挙すると5つのポイントがあります。
1レンジ相場を認識する考え方
2ボリンジャー2σでの反発
3水平線での反発
4チャートパターン(トリプルトップ)
5押し目買い、戻り売り
最初の段階では「ボリンジャーバンド2σにタッチしたら買い・売り」
だけでしたが、ライントレードの要素を取り入れ、チャートパターンを取り入れ、
勝てる可能性の高い根拠を取り入れていくと、
どんどん安定性が増していく様子がわかって頂けたと思います。
マーケティングFXはトレンドを狙った手法なので、
レンジロジックを書く必要はなかったのですが、検証をせず簡単そうな方法に流され、
資金を失ってしまうケースを頻繁に耳にするので注意喚起の意味を込めて掲載致しました。
損切りが出来ない、損切りラインを動かしてしまうという方が実践するとヒドイ目に合うので、
このロジックに関わらずレンジを狙うならば
「損切りラインは死んでも動かさない!」
「損切りラインを動かした時は破産する時」という鉄の意志で実践しましょう。
レンジ相場で損切り出来ないと大変な事になります。
本来、安全性の高いレンジロジックですが、
損切り出来ない方が実践すると一度の失敗が命取りになります。
脅かしてしまったかもしれませんが、そもそも初心者の方が何の戦略もなく
レンジ相場に挑戦したり、損切りラインを動かすこと自体が危ない行為なので気をつけて下さい。
損切りラインを動かさないと決めておけば、このロジックは勝率も高く
損切り幅も浅いので、お勧めですしメンタルも安定して続けられる方法です。
本当に何の変哲もなく面白みもない当たり前のレンジロジックをお伝えしてしまいましたが、
ここに至るまでの考え方や背景を感じ取って頂ければ幸いです。
逆張りが好きな方は「初心者の方」か「プロの方」という両極端な印象ですが、
初心者の方が逆張りに手を出すと本当にロクな事にならないので、
投資格言にもありますように「尻尾と頭はくれてやれ」
(天底を全部取れはしない)の精神でトレンド相場の中盤を狙うことをお勧めしますし、
逆張りは、レンジロジックよりも更に強固な精神で損切りを徹底しないといけませんから、
安易に逆張りロジックをお伝えすることは出来ません。
利益率の高い逆張りロジックをお伝えしても、
損切り出来ずに大損する方のほうが多いと思われるからです。
※ここで言う初心者の方とは、月間で安定してプラスの成績を残せていない方です。
投資歴は関係ありません。月間でプラスに出来ない方が逆張りに手を出すと
更に悲惨なケースになる事のほうが多いのであえてこうして書かせて頂きました。
とは言え、逆張りメインで勝ち続けている方もいらっしゃるでしょうから、
そんな方に向けてトレンドシステムを利用して、逆張り相場を簡単に探せる方法をお伝えします。
トレンドは短い足から崩れていきますから、トレンドシステムでこのようになっているチャートを開くと
ちょうどトレンド転換が始まりかけている通貨を探すことが出来ます。
このチャートを開いてみると、日足が下げ止まり上昇に転じています。
こうしてみると、トレンドは短い足から崩れていくのが良くわかると思います。
ここから上昇が始まれば底を捉えた事になりますから、ごっそり数百PIPSは取れます。
ただし、ここがただの戻り売りポイントというケースもあります。
この判断が逆張りの難しいところですが、ライントレードを実践していれば
重要ラインを抜けたかどうかで、ある程度判断出来るようになります。
「トレンド相場」「レンジ相場」「トレンドが転換する相場」
トレードスタイルに合った相場を探せるのがトレンド一覧システムです。
「そんなもので勝てたら苦労しないよ、相場を舐めるな」と言われそうな方法ですが、
約6ヶ月で資金55万円を227万円に増やした口座では、
このロジックを結構使っていました。この方法、今だかつて一切公開したことがありません。
友人同士の会話でも話題にした事がありません。
「秘中の秘!究極奥義だから自分の中だけに閉まっておいた…」
という話しだとカッコイイのですが、一切そんなことはなく、
ロジックがシンプルすぎるので、
「すごいね!」と言われるより、バカにされる危険のほうが大きい。
事前準備が面倒(マルチタイムフレームできっちりラインを引かないといけない)
明確なトレンド相場で使わないと役に立たない
という事で公開するメリットが一つもないので黙ってきましたが、
ラインを自動で引けるシステムが完成したことにより、
「事前準備が面倒」の壁がなくなり、
トレンド一覧と通貨強弱のシステムでトレンドの把握も
ものすごく簡単になったので、ものすごく取り組みやすくなりました。
あまりに簡単すぎるので不安になるかと思いますが、
きっちり検証して頂ければ勝ちやすいとわかって頂けると思うので、批判は検証してからでお願いします。
(※教材を購入しなくても手作業で全て再現出来ます。トレンドシステムの仕様も公開しているので)
ではいつでもロジックの手順を公開します。
もうこの手順はお馴染みですね。点数の高い通貨、点数の低い通貨を選択します。
目安として50点以上、ー50点以下なら良いでしょう。プラスでもマイナスでも構いません。
67点のチャートを開いてみました。(15分足)
現在価格が重要ラインに挟まれいてるとはこういう状態を指します。
条件はとても簡単です。たったこれだけ。
+67点は上昇トレンドを表していますのでこのまま買いエントリーです。
自動でラインを引けるシステムがない時は、まずここにたどり着くまでが大変でしたが、
システムを入れておけばいつでも最新のラインが引かれているので本当に楽になりました。
利益確定、損切りの条件も簡単です。
相場追従ロジックと同じく、事前に利益確定ラインも損切りラインも決まっています。
ただし、下記のような場合にはエントリーを見送ります。
利益確定、損切りのラインまでが近すぎる、遠すぎる時。
10~60PIPS以内に利益確定と損切りラインがあると丁度よいです。
同じ通貨で連続してエントリーしない。最低6~8時間は開ける。
連続して1つの通貨でエントリーすると、まとめて勝ったり負けたりするだけで
あまり意味が無いです。時間を空けてトレンドの流れが変わったのが確認出来たら、
同じ通貨でもう一度エントリーしてもOKです。
エントリー後、下がったり上がったりしつつ、
フラフラしながらも利益確定ラインまで到達する可能性が高いのがいつでもロジックの特徴です。
予め設定した利確ラインに到達した瞬間に下落しているのは、
相場参加者がこの価格帯を意識して利確した可能性が強く、
ライントレードの優位性を物語っていると言えるのではないでしょうか。
もうひとつ、今度はトレンドの点数が低い通貨を選択したケースも見てみましょう。
※繰り返しになりますが、点数が低い=稼ぎにくい ではなく
点数が低い=下降トレンド という意味になります。
上昇トレンド、下降トレンド、稼ぎやすさに違いはありません。
ー62点のチャートを開いてみると、下降トレンドかつ
いつでもロジックの条件である、重要ラインに現在価格が挟まれているので
このまま売りエントリーでOKです。
エントリー後、しばらくすると利益確定ラインまで到達しました。
1 50点以上(以下)の通貨を探す
↓
2 現在価格が重要ラインに挟まれていたら
そのままトレンド方向にエントリー
3 エントリー後はほったらかしでOK。チャートを見る必要無し
時間のある時にチャートを開いて30秒~1分程度でエントリーまで完了。
エントリー後の決済は自動なのでほったらかし。中々使い勝手のよいロジックです。
※タイミングによってはエントリー出来る条件になく全通貨見送りという事もあります。
例えば相場追従やダウ継続のサインが出た時、
ついでに見てみて条件に当てはまっていればいつでもロジックを使う。
という感覚で取り組むとストレスなく実践出来ます。
※ただし、同じような通貨ペアで同時に取引しないで下さい。
(ドル円、ユーロ円、ポンド円で同時にエントリーなど)
似たような動きをするので、全部勝ったり全部負けたりします。
ドル円でエントリーしたら、他のクロス円ではエントリーしないようにします。
「んーーー…。 本当にこれで勝てますかね…?」
なぜこのような現象が起きるのか不思議だと思いますがきちんと理由があります。
このロジックの背景として、
行き場を失った価格はラインに引き寄せられる
という習性を利用しています。
まるで引力でもあるかのように、フラフラしながらラインのほうに寄っていくのです。
重要ラインの間に挟まれている価格は、目的地がわかっていません。
「次はどこ行こうかな~」とフラフラしてるところに、
この2つがそろえば、高い確率でそのラインに吸い寄せられていきます。
下図をご覧頂くとわかりやすいと思います
ライントレードを実践されている方は、この現象に共感して頂けると思います。
重要ラインの価格帯には大量の注文が溜まっていますからね。
よって、強いトレンドが出ていてもその方向に重要ラインがなければ
エントリーしてはいけません。目的地となる場所がないからです。
単純に「トレンド方向にエントリーすればいいのね!」
という解釈でこのロジックを実践すると上手くいきません。
ですから、最初にお伝えしましたようにマルチタイムフレームでラインを引くのが重要なのです。
昔は手作業で引いていたので大変でした。
今はシステムがあるので「いつでもロジック」がすごく簡単になりました。
あと、ついでに言うならばラインブレイクを狙った手法ではないのでダマしがありません。
この手法の特徴をまとめてみます
トレンドが出ている事を確認&その方向にしかエントリーしない
現在価格が重要ラインに挟まれていれば
利確ポイントになる重要ラインを目指してトレンド方向に価格が進んでいく可能性がとても高い
ダマしがない
(そもそもエントリータイミングをはからない。ラインブレイクを狙った手法ではない)
マルチタイムフレームで分析したライン&トレンド&通貨強弱を背景にした方法なので、
そもそも勝ちやすい状態の時に、勝ちやすい方向にエントリーして、
ゴール目標になる重要ラインを利確ポイントにしているので想定したシナリオ通りになりやすい。
→結果、エントリータイミングを精査しないのに勝率が高い
相場の原則に従った方法だと思うのですが、
あまりに簡単すぎる方法だとすごく疑われます。
しかし、ここまで読んで頂いた方なら
しっかり判断して頂けると思うので「いつでもロジック」を公開しました。
移動平均線がクロスして、ADXが上向いて、RSIも上向きで、
ボリンジャーバンドがエクスパンションして…という複雑なロジックばかりに
慣れていると信じがたいと思いますが、
マーケティングFXでは、エントリーに至るまでの背景や裏付けを大事にしています。
この手法も初公開です。ライントレード的には理に叶っていて、なおかつ勝てている方法ですが、
テクニカル指標を重視してトレードしてきた方には斬新な方法に映るかもしれません。
ロジックというより「勝ちやすい価格帯を見つけるテクニック」
と言ったほうがわかりやすいかもしれません。
いつでもロジック2の手順ですが、
この手順はいつも通りなので省略します。
有利な通貨を見つけたら、ラインを自動で引いてくれるシステムを使って、
通常よりたくさんラインを引きます。(相場追従やダウ継続ロジックで使う際は、
わかりやすさを重視してラインの数を少ない設定にしています)
好みによってラインを引く期間や引き方も自由に設定出来るので、
ラインの数を少なくしたり多くしたりは設定を少しいじるだけで簡単に出来ます。
システムを使わずご自身でラインを引く場合には、
出来るだけ長い期間、手当たり次第にラインを引いてみると同じような感じになります。
4時間足チャートに、月足~4時間足までのラインを大量に引いた図です。
ラインをたくさん引いてみました。
手作業だと膨大な時間がかかりますが、システム任せにすれば一瞬です。
たくさんのラインを引く設定にしただけあってぐちゃぐちゃですね。ヒドいものです。
いかがでしょうか?この画像を見て。ほとんどの方が
「全く意味がわからない!こんなグチャグチャな画面でトレード出来るわけない!」
と思うのではないでしょうか。
中級者の方は「手当たり次第にラインを引きまくって、
どこが重要なラインがわからなくなってる典型的なダメトレーダーのやり方だな」
と思ってらっしゃるでしょう。
普通に考えればその通りなのですが、
実は「いつでもロジック2」は「トレードしやすい価格帯を見つける」という目的を、
全く逆の発想でやっています。ラインを引きまくることで
「抵抗のないスポットをあぶり出しています」
もう一度、同じチャートを見て頂きたいのですが、
今度は画像を少し加工しました。これで見やすくなったでしょうか。
最初の時の画像と見比べて下さい。 同じ画像ですが印象が随分違うと思います。
黄色の丸部分に注目して下さい。
ラインばかりのチャートに、「ぽっかり空いたスポット」が浮き出てきました。
こんなにラインばかりのチャートなのに、
このスポットだけ何もないなんておかしいと思いませんか?
これだけラインを引けば、画面中に均等にラインが引かれていてもおかしくないのに、
不自然な偏りがある。
このスポットを見つけ出す為に、大量のラインを引くのです。
月足から4時間足まで大量にラインを引いて、
このスポットだけラインが一切無いのは「抵抗がない価格帯」と考えられます。
抵抗がない価格帯とは、
「一度このスポットに入れば、そのまま次のラインまでスムーズに到達する可能性が高い」
と言えます。つまり、抵抗のないスポットが見つかれば、
現在価格がラインに到達するのを見張る必要すらなく、
スポットに入りそうな所に買い注文やら売り注文を入れておき、
スポットが終わるところに利益確定の決済注文を入れておくだけです。
これだけで20~50PIPS程度取れる可能性が高いので非常に効率がいいです。
損切りは、獲得予定PIPSの半分から3分の1程度下に入れておきます。
スポットの幅が50PIPS程度あれば、
損切りは15~25PIPS程度下に入れておくようなイメージです。
ライン密集地帯を抜けて、無抵抗スポットに入るとスムーズに危なげなく利確ラインまで
到達するケースが多いのが「いつでもロジック2」の特徴です。
ただ、先程も申し上げました通り、「勝ちやすい価格帯を見つけるテクニック」
とも言えますので、この方法であぶり出したスポットに
テクニカルの要素を入れても良いでしょうし、5分足や15分足で押し戻りを待ってから
エントリーするという方法を加えて、より精度の高いロジックを作ることも出来ます。
あと、サイン表示ソフトを利用すれば特定のラインに到達した時にサインを出し、
音とメールでお知らせも出来ますから、スポットに入った時にサインを出すなんて事も出来ます。
もう一例、今度はもっとぐちゃぐちゃですがこのチャートもある意味美しいです。
こんな訳のわからないチャートでも、色んな情報が得られます。
ラインが密集したゾーンを塗りつぶしてみました。
いかがでしょうか。こんなにぐちゃぐちゃなチャートでも
こうして見ると中々良い情報を教えてくれます。
ラインぐちゃぐちゃの青ゾーンの時はトレードしない。
青ゾーンを抜けたらトレード開始。これだけも勝てる確率がグっと上がります。
普通は、意味のあるラインだけ引いて、
極力ラインを少なめにするものですが、逆の発想でラインを大量に引くことにより、
利益を出しやすいスポットをあぶり出します。
テクニカル指標にこだわりすぎている方は、
このようなアプローチも取り入れてみるとトレードの幅が広がりますのでお試し下さい。
チャートもロジックもシンプルであるべき。
という考え方は私も大賛成ですし、そのような方法ばかり紹介してきましたが、
いつでもロジック2のように、あえてぐちゃぐちゃにすることで、
重要なポイント(抵抗がなく利益を出しやすい価格帯)が浮き彫りになったりもするものです。
シンプルでも複雑でも美しくても汚くても、
とにかく「勝つ」ことにこだわりましょう
投資の世界は「勝つ」ことでしか生き残れないのですから。
ビジネスでは「わからない」「出来ない」と言うと無能だと思われますし、
学校でもテストでも「わからない=悪い」と教育されてきたので無理もないのですが、
FXに限らず投資では「わからない」と認める能力がとても重要です。
例えば、ロジックをお伝えすると必ずこのような質問を頂きます。
「こんな状況の時はどうですか?エントリーすべきですか?しないほうがいいですか?」
意欲的な質問ですが、答えは簡単です。
先程も書きましたが、わからない事に無理やり意味を持たせようとしたり
全てを理解して正解を出さないといけないと考えると
「こんな時はどうしたいいんだろう?
こんなケースでは何をすべきだろう?この判断で合ってるのか?」
様々な疑問が湧き上がりますが「迷う」「わからない」となった時点で
そこはエントリーポイントではないのです。
他にも「経済指標の時はどうしますか?」という質問を頂く事も多いですし、
実際、気になる方も多いと思いますが、
「わからない時は何もしない」という原則を考えれば簡単です。
経済指標の結果がわかるならエントリーすればいいですし、
わからないなら何もしない。というシンプルな答えです。
私の場合、経済指標でどう動くかわからないので何もしません。
どちらに動くか考えたり予想することもありません。
マーケティングFXのロジックですと、
ポジションを持って重要な経済指標を迎える場合はその前に決済します。
というよりポジションを持たない事のほうが多いです
(マーケティングFXの手法だと利確も損切りも事前に注文を入れているので、
経済指標の激しい値動きで一気にシナリオが崩れる可能性が高いです。
また、トレンドと通貨強弱の優位性も崩れる可能性が高いのであえてトレードする必要はありません)
中長期のスイングトレードの場合は、
逆に経済指標は何も気にせずポジションを持ち続けたままにします
(週足チャートから経済指標の痕跡を読み取れるケースはほとんどないからです)
このように、投資スタイルによって経済指標の捉え方も違ってきます。
あと、常にポジションを持って相場に参加しないと気が済まない、
通称「ポジポジ病」の方も多いですが、
「わからない時は何もしない」
「誰が見てもわかる所だけで勝負する」
という鉄則を机に貼っておけば随分良くなるはずです。
「このチャートの形、エントリーかな?見送りかな?」
迷ったら思い出して下さい。
投資では「何もしない、わからない」が正解になることがあるのです。
現実社会や学校教育とは違う世界で勝負している事を忘れないで下さい。
ものすごく長くなりましたが、ロジック編は以上になります。
全部公開してしまったので教材を購入せずとも実践出来ます。
いずれも勝てている方法なのでお試し下さい!
テクニカルの設定値にこだわるのも良いですが、
相場背景を考えてエントリーすると、厳密な設定値を求めなくても
自然と勝ちやすいトレードが増えてくる!
ということが伝わったなら、このロジック編を書いた甲斐があるというものです。
ただし、何度も言うように相場によって使い分けるのが大事ですから、
レンジ相場でトレンドロジックを使って、
「全然勝てないよ、あいつの言ってること嘘だな」とかはやめて下さいね。
これだけ繰り返し書いても、絶対にルールと違うことをやる方がいるので…。
ロジック編が長すぎて、もはや忘れているかもしれませんがまだ続きがあります。
次は大事な資金管理についてです。